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AI外観検査のFAQ

目次

既存の搬送ラインへの導入は可能なのか?

既存の搬送ラインへの導入は可能です。光学系の選定などの検査工程をさらに改善するための提案を行います。カメラなどの機器単体の購入は、メーカーによっては、検査工程の見直しやリピートを行う場合で、可能となることがあります。

操作をするために特別な知識は必要なのか?

セミナーやトレーニングプログラムを用意して、スムーズな導入をサポートしているメーカーもあります。松電舎のAI-Detector Proでは、プログラミングなどの専門知識が不要で、画像を用意して、ボタンをクリックするだけでトレーニングを開始できるものもあります。また、100枚程度のトレーニング画像で、高精度検査が可能です。

デモ機で希望の検査を実施することは可能なのか?

多くのメーカーで、デモ機を使用してテストを行うことができます。松電舎では、デモ機無料貸出を短納期で対応しています。さらに、希望する検査の対象物に合ったデモ機の機種を、技術スタッフが選定いたします。

人の目に近い感覚で検査できるAI外観検査と人間の目との違いは?

人間の目による外観検査の問題点は、AI技術を導入することで解決することができます。簡単な外観検査やカウントは、すべてAIに任せることで、ミスをすることなく高速に処理されます。さらに、ヒューマンエラーの減少や人件費の抑制にも繋がります。一方、人間側は、人間にしかできない、判断基準の難しい検査に集中することができます。

AI外観検査システムを導入した場合、学習に必要な時間はどのくらいか?

メーカーによって異なり、トレーニングを有料で依頼することができるところもあります。松電舎のAI-Detector Proでは、選定した個数が正しくあるか、最大1000個までカウントしてOK・NGの判定が可能です。トレーニングのための画素数は100枚程度であり、その場合のトレーニング時間は最短8時間となります。

グローバルシャッターとローリングシャッターの違い

グローバルシャッターは、全画素同時タイミングで映像を取得し、動いているものを撮影する時やストロボ照明を使う場合で優位になります。それに対して、ローリングシャッターは、ライン露光順次読み出しとも呼ばれ、ストロボ撮影には不向きです。一方、グローバルシャッターと比べて、製造コストや高解像度化の面で優れています。

検査機器を使用しても不良は出てしまうのか

汎用機は、様々な検査を実施できるように一定の機能が付加されている反面、機能選択判断が困難で操作も複雑になり生じる設定ミスが誤作動を引き起こすこともあります。そのため、目的に合った制度・品質のものへの改善が必要です。その時は、専門メーカーへの相談が推奨されます。

初めてのAI外観検査導入におすすめの企業に相談してみるなら

初めてAI外観検査を導入する際は、専門知識と豊富な実績を持つ依頼先を選ぶことが重要です。当サイトでは、AI外観検査を手掛けるSIerやAIベンダー、検査カメラメーカーなどの特徴や選定ポイントを解説しています。また、導入目的別におすすめのAI外観検査3選を詳しく紹介しています。AI外観検査の導入を検討している企業は、ぜひ当サイトを参考にしてみてください。

【目的別】
初めての導入におすすめの
AI外観検査3選

AI外観検査の中から、初めての導入におすすめのAI外観検査開発会社をピックアップ。
AI外観検査は、製品や開発会社によって自動化できる対応領域が異なります。
ここでは、自動化したい範囲に合わせておすすめの開発会社を紹介しています。

曖昧な差異や傷も綿密に自動化したいなら
製品の品質担保まで
綿密に自動化したいなら
曖昧な差異や傷も細かく検知できる「オーダーメイド」の
AI外観検査がおすすめ

品質の一定化やヒューマンエラーに課題を感じる企業におすすめ。定量化しづらく、思わず人の判断に頼ってしまっている検査項目も丁寧に検証し、細かく定量化したうえでAIに判断させることが可能。
自社固有の要件をしっかりと採り入れて検査ラインを構築できます。

おすすめの企業
「システムインテグレータ」の
公式HPを見る

単純な検査からまずは自動化したいなら
単純な検査から
まずは⾃動化したいなら
検査項目のカスタマイズもできる
パッケージ型」のAI外観検査がおすすめ

単純作業に人的工数がかかっている企業におすすめ。AIベンダーが保有する既存のAIパッケージに対して、自社の要件に合わせて判断基準をカスタマイズすることで、これまで統一化されていた判断が可能。

誰でも検査が可能であった項目を自動化することができ、オーダーメイドに比べて比較的短期間で導入できます。

おすすめの企業
「マクニカ」の公式HPを見る

目視検査のサポートとして一部自動化したいなら
目視検査のサポートとして
一部自動化したいなら
低価格で導入できる
AI機能付き検査カメラ」がおすすめ

検査そのものの工数から削減し、社員の負担を減らしたい企業におすすめ。画像データを基に、定量化した判定が可能。細かなカスタマイズの対応は難しいものの、比較的低価格で導入することができます。
異常判定が出た部品のみ目視で検査するなど、目視と自動化を使い分けて活用することが可能です。

おすすめの企業「オムロン」の公式HPを見る

2023/4/23時点、Google検索にて「AI外観検査」と検索し、表示された企業のうち、初めての企業でも安心のサポートを提供できる企業として以下3つの内容が公式HPに掲載されている企業をピックアップ。
・撮像の        サポートがあるか
・サーバ・カメラ・照明等のハードウェアの提供
・導入後の運用サポートがあるか        
ピックアップされた企業を「AI機能付き検査カメラ」「パッケージ型」「オーダーメイド」のシステムを提供する企業に分類し、それぞれの項目から条件に当てはまる企業を厳選しています。
「パッケージ型」のみ条件に当てはまる企業が複数社あるため、その中でも「パッケージ型」の特徴である効率的なAI構築に特化している企業として、「撮像」「判定」「運用」の3つのノウハウを統合したワンストップソリューションを提供する「マクニカ」をピックアップしています。